
シャローム! つい先日イスラエルにブッシュ大統領が3日間ほど滞在されていましたが、ちょうど、学校の用事でイスラエル博物館へ行ったら、ブッシュ大統領が来られているということで、厳しいセキュリティーの人に止められてしまいました。一般市民は午後からということで、午前中のイスラエル博物館はブッシュ大統領の貸し切りでした。午後にもう一度行くと、今までと変わらない雰囲気でしたが、さっきまでここにブッシュ大統領がいたのかと思ったら、何だか不思議な感じがしました。
ところで、ガイド学校の授業では、2年間の学びの中で、イスラエル全土を勉強しなければいけません。しかし、イスラエル国内でも現在パレスチナ自治区に分かれていて、イスラエル人が入れない場所があります。そういう時は、写真付きで先生の説明を聞きます。
この間は、ベツレヘムについての授業がありました。ベツレヘムは、エルサレムのすぐ隣にある町で、エルサレムの中心街からだと車で約30分です。しかし、現在はパレスチナ自治区なので、クラスメートは中に入ることはできません。外国人であるわたしはパスポートが必要になります。エルサレムとベツレヘムには大きな壁で仕切られており国境を思い出させる検問所があります。
ベツレヘムという名前は、ヘブライ語で「パンの家」という意味があります。創世記では、イサクの息子、ヤコブの妻ラケルがベニヤミンを生んだ後に死亡し、ここに葬られたと記されています(創世記35章19節)。
またダビデがこの町の出身であることから、ダビデの町とも呼ばれていました。そして、新約聖書では、イエス・キリストさまがお生まれになったのがこのベツレヘムです(ルカ2章より)。
現在このベツレヘムには70万人の人たちが住んでいて、そのうちイスラム教徒が60%、キリスト教徒が40%です。
授業の中で、出てくる写真がとても懐かしく、前に何度か行った場所がたくさん出てきましたが、エルサレムからすぐ隣の町なのに、クラスメートの大半がまだ行ったことがないようで、興味深く写真を見ていました。このようなすぐ隣の町で、行きたくても行けないという現状を、授業を聞きながら考えさせられ、彼らのそれぞれの思いが伝わってくるようで切なく感じました。
またベツレヘムには、ダビデの井戸があります。この井戸では、ぺリシテ人と戦っていたダビデ王が、「ベツレヘムの門にある井戸の水が飲みたい」と言った時に、すぐにベツレヘムにいた敵の先陣を抜き、3人の勇士が水をくみ取って、ダビデ王の元に持ってきました。それに対してダビデ王は、「主よ。私がこれを飲むなど、絶対にできません。命をかけて行った人たちの血ではありませんか」(サムエル記第二23章17節)と言われたその記述が記されている井戸です。
ベツレヘムで、イエスさまがお生まれになったことも感動しますが、まだまだたくさん聖書に書かれている歴史がそのまま残っていて、さらに興味深く新しい発見がありました。