心の貧しい人は幸いです |
イエス・キリストは、かつて、ご自分の元に押し寄せてくる群衆に向かって、み教えを語られました。 心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。 これはその中の一つです。心の貧しい者とは、心の豊かさに飢え渇いている人という意味です。心が満たされていないことを自覚している人とも言えるでしょう。 人間的には、厳しい状況にある人々ですが、イエスはそのような人々を幸いであると語られたのです。 なぜなら、その貧しさは、人を神のもとへと導き、天の御国を受けるようになるからです。 本当の幸せとは、満ち足りた生活の中にあるのではありません。世の最高のご馳走も、天の御国の一番小さな祝福にかないません。 人がもし神とともにある人生を知らないなら、それは本当の幸いを得ているとは言えません。私たちの本当の必要は神ご自身の内にあります。ですから、世にあってなお渇く魂は、よりすぐれた天の御国を求めるので、真にその人は幸いなのです。 神が下さる恵みは、往々にして世には隠されています。問題があったり、悩みの中にいて、心から神に叫ぶときに、私たちは天の御国の豊かさに満ち足りるようになるのです。 イスラエル北野
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