キリストもどき

 雁もどきという食材があります。精進料理などによく出てくる素材で、口あたりを雁肉のように仕立ててあるお豆腐の一種です。昔の人は、これを食べて、肉を食べているつもりになりました。ここから、似せて作ってある贋作を○○○もどきと言うようになりました。

  さて、キリスト教の世界でも、多くのキリストもどきが輩出されてゆきました。聖書のことばでいうと、偽キリストというのがそれです。自分はキリストであると語る宗教家は決して少なくはありません。

  終わりの時代になると、どんどんこういったまがいものが多くなることを聖書は語っています。

  その中で、あなたは本物のイエス・キリストに出会っていますか。私は、はいと言うことができます。なぜなら、私の内に宿っている聖霊によってそれを知るからです。

  イエス・キリストを受け入れていない方には、ここの所はよくわからないかも知れません。やはり教会を訪ね、この中で教えられてゆくことが必要です。

  心に一瞬光を投げかけてくる真理らしきものは世に多くあります。宗教だけでなく、恋愛や仕事の中にもそれはあるでしょう。しかし、キリスト・イエスから来てないものはどれも皆一時的な光です。私たちの人生の道しるべとなり、永遠という世界に導いてくれる真の光はイエス・キリストただお一人なのです。

  愛する者たち。霊だからといって、みな信じてはいけません。それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。

イスラエル北野

み声新聞2004年8月8日号(273号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)