時代を映す瞳

  人類が生きてゆく過程において、必要なことは、時を正しくとらえるということだと私は思います。

  ドイツにヒットラーが出た時、偉大な政治家が出たと民衆は当初大喜びしましたが、やがて、第2次世界大戦へと時代は進み、ユダヤ人の大量虐殺に見られる暗黒な時代を迎えるようになりました。

  よく「坂道を転がるように」悪くなったと言われますが、最初のきっかけを見逃してはならないのです。

  聖書では、終わりの時代に関して、多くの預言が書かれてあります。そして驚くべきことに、ノアの時代に大洪水が起こって当時の世界が滅びたと同様に、「今の天と地は、同じみことばによって、火に焼かれるためにとっておかれ」ていると明言されています。

  再び人類は、世界を巻き込む世界大戦へと進むでしょうし、核が使われるでしょう。またわが国日本においても、自衛隊に与えられる権限はより拡大してゆくことでしょう。

  時代は悪くなり、世界は終末の時代に入ろうとしています。テロや自然災害を見ても、尋常ではない時代に突入してきたことは明らかなのに、必ずしも人はそれを直視しようとはしていないようです。

  「この曲がった時代から救われなさい。」ペテロはこの様に私たちに語りました。 イエスは救い主です。そしてこの終わりの時代に天から再びやって来られます。私たちは、イエスを信じ、これからの時代に対する備えをなして行かなければなりません。

イスラエル北野

み声新聞2004年9月26日号(280号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)