牧者の杖


  神様はものをたとえておっしゃることに非常にたけておられます。聖書もいろんなたとえで教えが語られることが多いのです。

  さて、私たちのことを神は何にたとえておられるでしょうか。それは羊です。99匹の羊を置いて、いなくなった1匹の羊を探し出す羊飼いのことを、イエスと私たちのこととして聖書では描かれています。

  羊という動物は、とかく真っすぐに前進する生き物です。羊飼いの杖(つえ)のある方向へと、全匹が一直線に進みます。恐ろしいほど真っすぐに突き進んでくるのです。

  みなさんは、何を目印として、人生を歩んでおられますか。みなさんを導く杖をもう発見しておられますか。人は何かの目標を掲げ、多くの人がまっすぐにその道を進み続けておられることでしょう。

  私たちがより頼むべき杖らしきものは、たくさんあります。しかし、真の牧者の杖はただ1つ、イエス・キリスト以外にはありません。

  杖を離れた羊は、ボロボロになり、オオカミや悪いものに狙われます。ですから、羊は団体で動き、かつ1匹1匹が、羊飼いの杖をしっかりとらえているのです。

  イエス・キリストは、よき羊飼いです。「わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」と聖書に書かれています。私たちのただ1人の牧者、真の牧者なるイエスの、杖をあなたの杖として、お迎えしてみませんか。

イスラエル北野

み声新聞2004年10月31日号(285号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)