確かな土台

  ひどい災害が、日本を襲ったものです。台風そして地震と、たて続けに私たちの生活を直撃しました。

  泥の中に半壊した住宅が埋もれている様子などを見ると、もう土台自体が流されて、どうしようもない状況です。

  台風や地震が来るまでは、誰がその家が倒れると予測できたでしょうか。見た目には、強い家ももろい家も区別はなかったのです。

  聖書に、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なう者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。(中略)ことばを聞いてそれを行なわない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができます。というイエス・キリストの言葉があります。

  皆さんは、何を基盤として、皆さんの人生を設計しておられるでしょうか。皆さんの土台は、堅い岩の上に建っているでしょうか。ある人は、岩の上に建て、ある人は、残念ながら、砂の上に、その人の家を建てているのです。

  神さまはその違いを、神のことばを聞いて行なうかどうかだと語っておられます。イエス・キリストを信じることによって、救いが与えられるという、神の福音を私たちは聞いています。この福音に対して、あなたがどう応答するかが肝心なのです。

  イエス・キリストに従うことによって、私たちの人生は揺るぎないものとされてゆきます。私たちにとって確かな土台とは、イエス・キリストその人のもとにあることを、覚えていただきたいと思います。

イスラエル北野

み声新聞2004年11月7日号(286号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)