真理

  同じアジアに住んでいても、国民性というものは、かなり違いがあるようです。

  韓国や中国の人は、儒教の教えや四書五経などで育っているゆえに、真理を追究する心がとても強いと聞いています。

  実際、人を取るか、真理をとるかという場面に出くわすと、真理を取る人が大半を占めるそうです。真理の追求のためには何をもいとわないというメンタリティはわれわれ日本人には驚きです。

  日本人は、「和を尊ぶ」という精神が脈々と受け継がれてきています。和を乱すこと、これがなによりも嫌われます。これが真理だとわかっていても、和をくずすようなら、踏み出せない、と二の足を踏む人は少なくありません。

  では真理とは何でしょう。聖書にこのような記述があります。

  「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとにくることはありません。」

  真理は人を指しています。それはイエス・キリストです。科学や数学にあるような公式に真理があるのではありません。それら公式をつくられたさらに優れた方がおられるのです。イエス・キリストを信じるなら、あなたはその方の子とされる特権を受けるのです。十字架の贖いを信じて神のもとへ帰りましょう。

イスラエル北野

み声新聞2005年3月13日号(304号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)