言葉は人を変える

  人を育てるには、2つの方法があるという講演を聞いたことがあります。1つは、よくあるスパルタ方式です。

  もう1つの方法というのが徹底して、ほめるというやり方です。女優の黒木瞳さんのマネージャーの女性は、徹底して、黒木さんを大女優として扱い、そうであると語り、接してきたそうです。今や黒木瞳さんは、押しも押されぬ大女優です。マネージャーの方の指導は、確かな実を結ぶようになったのです。

  言葉は人を変えます。駄目ねえなどと一言いうたびに、相手は駄目人間に一歩近づきます。ここの所をよく知っていないと、言葉によって、人を殺したり、生かしたり、その言葉の実を結んでしまいます。

  神様は、私たちに、神の言葉を受け、それを告白してゆくことを御心としておられます。

  なぜなら、神の言葉は真実なものであり、私たちを真に生かし、時には新しい創造がなされるものであるからです。

  人の頭の中には、自分の考え、サタンの言葉、神の言葉と、大きく分けて3つの言葉があります。

  神の言葉は、真に人を生かします。しかし、サタンの言葉はもっともらしく聞こえるのですが、私たちから自信を奪い、否定的な結論が導かれるように働きます。

  私たちは、言葉を選んでゆかなければなりません。ありのままの私たちは罪人ですから、サタンの言葉を中心に動いています。ですから、人や自分を殺すような言葉に囲まれています。人を育てるのに失敗しても当然なのです。

  イエス・キリストを信じて神の子となることによって、私たちに、神の言葉が聞こえてくるようになります。神様は、私たちに、私たちが想像したこともないような素晴らしい言葉を与えてくださいます。

  この言葉を握り、語るようになるなら、あなたの人生は大きく変わってゆきます。神の言葉は、希望、また愛だからです。
  人はその口の実によって良いものに満ち足りる(箴言12章14節)聖書の箴言には、こう書かれています。神の言葉を土台として選び、告白し、良きものに満たされてゆきましょう。

イスラエル北野

み声新聞2005年3月20日号(305号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)