にせ教師

  人は人との出会いによって決まる、とよく言われます。最近高視聴率で迎えられている「ごくせん」というドラマがありますが、ああいう先生に指導してもらったら、自分も変わっただろうな、と考えた人も少なくはないでしょう。

  教師と言うのは、特別な職業です。人を教えるということは、自分をより向上させてゆくことが必要ですし、確かな所へと、自分が教える者たちを導くことができなければ、盲人を手引きする盲人となってしまいます。

  厳しくてもいい、真理を教えてほしいとたたき続ける人は、必ず、イエス・キリストに出会うでしょう。イエスは神が認証された、教師の名を受けるのにふさわしい唯一の方です。

  しかし、必ずしも、イエスとイエスの教えが受け入れられたかとなりますとそうでもないのです。聖書には、次のように語っています。

  「人々が(中略)自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、真理から耳をそむけ、空想話にそれてゆくような時代になる。」

  今がまさにこのような時代です。聞きたいことだけを聞くのではなく、神が語られたことを聞いて備えてゆかなければなりません。イエスを信じて、この悪い時代から救われましょう。

イスラエル北野

み声新聞2005年3月27日号(306号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)