フットプリンツ

  フットプリンツ(足あと)という有名な詩があります。

  ある時、イエス様とともに、たどり来し道を振り返っていた詩人が言います。主よ、2組の足あとが、砂辺に残されていますが、ところどころ、1組しかないところがあります。しかも、それは私の生涯で最も辛くきびしい時のものです。私の苦難の時にどうして横にいてくださらなかったのですか。

  イエスは答えられました。その時、わたしはあなたを抱いて、歩んでいたのだ。ですからごらん。足あとがそこだけ深くなっているだろう。わたしはいつもあなたとともにいた。

  というようなストーリーです。この詩が多くの方に愛されているのは、多分みな、同じ様に、主からの愛を受けたことを確認するからでしょう。

  すべての事について感謝しなさい、という勧めが聖書ではなされています。この勧めは困難な時に特に力を発揮します。

  イエスは、私たちの心が低ければ低いほど、近くにいてくださいます。歩けなくなったら、助けてと言えばよいのです。感謝できないことを持ち続けてはいけません。

  すべての事を感謝するとき、あなたにも、あなたを担った主の深い足あとがそこにあることを見出すことでしょう。これは素晴らしいことです。主を愛してゆきましょう。

イスラエル北野

み声新聞2005年4月3日号(307号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)