心と思いの守り


  人間関係は幾つになっても難しいものです。いじめは保育園からすでにあるようですし、いい歳になっても、人脈、派閥があって、これを苦にして自殺することが多々あります。

  しかし、これはそうなる人を責められるものではないと、私は思います。いじめや人間関係の背後には、理屈ではさばき切れない力が働きます。

  イエス・キリストを自分の救い主として信じ、キリストの守りの中に入ることが、その力に対して対抗してゆける唯一の手段です。

  サタンの働きということを、私はカリスマの教会に来て初めて学びました。教会に行くようになってから、私は、神が個人的に様々な言葉をもって私を励ましあるいは守り、助けてくださることを知りました。と同様にサタンも、サタンの言葉を私たちのうちに投げ込むのです。

  例えば、お元気で何よりですね、という善意の言葉を受けても、サタンはそれを、早くくたばれ、と言っているのだと、吹き込みます。するとせっかくの善意もしぼんでしまい、自分に対する愛を受け損ねてしまいます。

  この静かな殺し屋は大活躍しています。私たちは、聞き分け見分けてゆかなければなりません。聖書には、どうしたらよいのかが書いてあります。

  「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます」(ピリピ人への手紙4章6〜7節)

  感謝と祈りによって、サタンの鎖は打ち砕かれます。

(編集部注)「カリスマの教会」=聖書通り、預言やいやしなどの御霊の賜物(カリスマ)を用いる教会。

イスラエル北野

み声新聞2005年4月10日号(308号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)