神の真実

  本州のほうでは、桜のシーズンを終えようとしているようですが、旭川(北海道)では、昨日は吹雪にあって、大荒れでした。

  吹雪というのは、恐ろしい現象です。雪つぶてが顔面をめがけて、これでもかこれでもかと打ちつけてきます。方角も分かりません。

  これは、北海道に来て聞いたのですが、南極の越冬隊のある方が、基地まであと2歩というところで、事切れていたそうです。前夜は猛吹雪でしたので、視界がきかず、それでもあと一歩、もう一歩と、自分を励ましながら頑張って進んでいたことでしょう。その歩みは永遠に続くかのように長く思えたに違いありません。

  もし、あと2歩でこの歩みが終わると知っていたなら、あるいは彼は力をふりしぼって進んだのではないでしょうか。しかし、それは隠されていました。残念で仕方ありません。

  私たちと神様との関係にもこれはあてはまります。私たちは神様から約束を頂き、信仰によって、その約束の成就を待っています。卵を抱くめんどりのように、今か今かと孵化(ふか)する時を待っています。

  しかし、待つ者にとっての時間はより長く感じるものなのです。あきらめたり、見切りを付けて、やめてしまう者も多いのです。

  もしおそくなっても、それを待て。それは必ず来る。遅れることはない。これは、聖書のハバクク書2章3節に書かれている神のみことばです。私たちの教会に与えられているリバイバルの約束のことばであると同時に、1人1人の神様との約束の成就に対するみことばでもあります。

  最後まで信じ続けた人は、約束のものを受け、神様の正しさを見るでしょう。それは必ず来、遅れることはありません。

イスラエル北野

み声新聞2005年5月1日号(311号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)