感謝の力

  先日のこと、教会の礼拝で使うメッセージテープをなくしてしまいました。これだけはなくせないというものを、大切にしまっておく習性が私にはあります。

  いつもの引き出しや、バッグの中、パソコンの上など、ありそうな所をすべて調べましたが、ありません。礼拝の時間は刻々と迫ってきます。

  電話で、最悪の場合、牧会伝道師である私と伝道師の方の2人で礼拝メッセージに立つ、ということにしてもらいました。けれどもみこころはテープにあることは明らかです。

  祈り、感謝して、2時間くらい探しましたが、見つかりません。ついに時間切れで、礼拝場所に行きました。伝道師の方に、メッセージの奉仕をお願いできますか、と尋ねたところ、突然のことにびっくりしておられました。

  これはなんとかしなければならないと思わず大声で感謝しました。一体、礼拝はどう導かれていくのでしょう。イエスさま助けて、と叫んでいました。

  そして、礼拝の準備に入ったところ、持ってきたバッグの一番底にあったのです。あれほど探し、もちろんバッグも調べましたが、なかったのに、出てきました。はじめからここにあるよ、というようにテープが置かれていたのです。

  感謝し委ねるときに、しばしば私たちは神の助けと栄光を見ます。つつがなく、私たちはその日の礼拝を終えました。

  すべてのことを感謝するとき、主は真実に私たちを助けて下さいます。日々、神とともに歩む人生は何と祝福されていることでしょう。

  あなたも、福音に応答し、イエスの十字架を信じ、新しい人生へとその歩みを切り換えていきませんか。主とともに歩む人生は、また主に感謝をささげる人生は、日々新しい感激に満ちています。

イスラエル北野

み声新聞2005年7月31日・8月7日合併号(323号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)