人の知らない食物

  イエス様が宣教を行っている時、弟子たちは食糧調達に出かけました。(ヨハネの福音書4章参照)帰ってきて、イエス様に召し上がるようお願いすると、イエス様は次のように語りました。

  「わたしには、あなたがたの知らない食物があります」

  どういう意味だろうと弟子たちは互いにいぶかしげに顔を見合わせました。

  「わたしを遣わした方のみこころを行い、そのみわざを成し遂げることが、わたしの食物です」

  こう、イエス様は語られました。神のみこころを行うことは、どんな食物よりも私たちの霊・肉・魂を満たし、強くするというのです。

  神に仕える者は、神から報酬を受けます。そしてその中心となるのは、神ご自身という報いです。実際的な報いも必要で大切なものですが、何が素晴らしく何が栄光に富んでいるかというと、この主にあずかるという祝福をおいてほかはありません。

  皆さんは、この食物を知りたいと願われますか。これは天の食物です。罪を悔い改め、イエスを受け入れ、新しく神の子として生まれることによって、この食物を味わい始めていきます。

  主を愛する愛、主に愛される愛、に私たちは満たされて、感謝の人生を送ります。十字架の主のみ跡を慕いながら。

イスラエル北野

み声新聞2005年8月14日号(324号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)