先日、TVで、新米看護師さんたちとその教育係となっている看護師さんをドキュメントした番組を放映していました。
特にどうこうという場面はなかったのですが、ある言葉が胸に響きました。
危篤状態に陥った患者さんに、医師も看護師も、大丈夫だから頑張って、頑張ってと呼びかけるそうです。
全然大丈夫でないのに、死を直前にして、最後に聞く言葉が、大丈夫よ頑張って、という私たちの根拠のない言葉であることがあまりにもむなしい。死んでいった患者さんにうそを言ったと感じてならない。痛みをもってこう語った看護師さんを私は忘れられません。
死に行く人に、皆さんはどんな言葉をかけてあげられるでしょうか。
私ごとですが、1年ほど前に、祖母が94歳にして亡くなりました。その時家族がなし得たことは、医師や看護師と同様に励ますしかありませんでした。祖母の手を取って、大丈夫よ、おばあちゃん、頑張って頑張って、そう励まし、その中で臨終を迎えました。
一方、牧師である母は、「お母ちゃん。もう十分頑張ったから、楽になり。頑張らなくてもいいよ。イエスさまに付いて行けば天国で会える。じゃあまたね」と耳元でささやき、手を握ってお別れをしたそうです。
死の中にあっても、平安がありました。それは、祖母が、救われていたからです。イエス・キリストを救い主として信じるものは皆、死んだらパラダイス(天国)に行きます。それは素晴らしいところです。しかし、イエスを否み、その福音を拒むものには、暗闇が用意されています。天国と地獄の話は、作り話ではありません。ですから、私たちは語るのです。
天国へ行く道を知っておられますか。イエス・キリストをあなたの個人的な救い主として信じてください。イエスはその十字架によって死からあなたの命を買い戻してくださいました。 「死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。死よ。おまえのとげはどこにあるのか」 (コリント人への手紙第一15章55節)と書かれている通りです。
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