ボーン・アゲイン

  マーリン・キャロザースさんの『獄中からの讃美』を今から25年前に読みました。多くの恵みがあり、今なお学んでいます。

  その本の中で、ユニークで一番好きな場面は、マーリンさんが、軍隊の中で不正に入手した為替を処分したところです。

  戦後、引き取り先のなくなった山のような為替を、マーリンさんは、トイレで少しずつ流すことにしました。ちぎっては流し、またちぎっては流し、流せば流すほど心の喜びが増し加わってくるのです。「そうだ、そうだ」と読んでいた私も胸のすく思いがいたしました。

  ボーン・アゲインという言葉をご存じでしょうか。イエス・キリストを救い主として受け入れ、新しくされる時、それを「新生体験」(ボーン・アゲイン)と言います。信じられないかもしれませんが、私たちは二度誕生するのです。一つは赤ちゃんとして、もう一度はイエスを主として信じた神の子としての誕生です。

  新生し、神に愛されるようになると、私たちは、罪をそのままにしておくことができなくなります。それどころか、すすんで捨てるようになります。

  そして、捨てるたびにさらに神の愛を体験 し、心に喜びがわき上がってきます。その喜びは、世のものではありません。天のものです。

  神はこの喜びを受けるよう、あなたを招いています。主イエスを信じましょう。

イスラエル北野

み声新聞2006年6月11日号(366号) 」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)