のろいを祝福に

 旧約聖書の列王記第二4章38節からの、預言者エリシャを通してなされた神のみわざをお話ししたいと思います。

  エリシャは、預言者エリヤの後継者として、多くの預言者の指揮を執っていました。ある時、煮物を作るよう言われたので、弟子たちは食用の草を摘みに行きました。

  また、野生のつる草に野生のウリがなっていたので、前掛けにいっぱい取ってきて、煮物の中に入れました。

  いざ食べようとすると、釜の中に毒が入っています、と口々に弟子たちが叫び始めました。

  エリシャは、麦粉を持ってくるよう命じ、釜の中に入れました。もう悪いものはなくなっていました。
  この話はちょっと不思議で、私は大好きです。なぜなら神さまが1つのことを教えてくださっているからです。

  それは、「のろいを祝福に変える」という神さまの大能と愛です。毒入りで食べられたものではない釜ののろいが、一変して、おいしい料理へと姿を変えたのです。

  イエス・キリストもまた、「のろいを祝福に変える」このことのために世にやってきてくださいました。

  罪によって汚れている私を、ありのままに愛してくださり、十字架上で流された血によってきよめてくださり、いやしや解放を与えてくださいました。

  イエス・キリストを主とお呼びして、ご自分の救い主だと信じることによって、あなたも神の子になれます。それゆえ、もはや禍(災い)を恐れることをやめましょう。神によってすべては祝福に変えられるからです。

イスラエル北野

み声新聞2006年10月8日号(383号) 」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)