携挙

  北朝鮮が核の実験、ミサイルの実験と、軍事的な動きをしています。昔、夢の中でミサイルが発射され、こちらの方に向かってくるというリアルな体験をしました。正夢とならぬよう願うばかりです。

  聖書をよく読んでみると、これからの時代が、「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります」(マタイの福音書24章7節)とあり、決して平坦ではない道をたどるようになることを語っています。

  イエス・キリストの福音を信じるようになった者には、罪の赦し、病のいやし、永遠のいのちが与えられるなど大きな恵みがありますが、今日は、終わりの時代を生きるクリスチャンに約束されている「携挙」の恵みについてお話ししたいと思います。

  携挙とは、読んで字のごとく、両側から携え挙げられるという意味です。テサロニケ人への手紙第一4章にはこう書かれています。

  「主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。それからキリストにある死者が、まず初めによみがえり、次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります」(16、17節)

  迫害や戦争など困難な時代が極まると、決定的破滅の直前に、イエスさまが来られ、私たちを空中に引き上げてくださり、すべての困難から助け出してくださいます。

  これは誰にでも与えられる恵みではありません。目を覚まして神の御声に聞き従い、終わりの日のために用意していることが必要です。

  終わりの日は近づいています。多くの患難があるでしょう。しかし神は携挙の恵みを備えてくださっています。キリストを信じ、目を覚ましていましょう。

イスラエル北野

み声新聞2006年11月12日号(389号) 」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)