受けるより与えるほうが

 

 受けるより与えるほうが 聖書の使徒の働き20章を読むと、イエスさまご自身のことばで、「受けるよりも与えるほうが幸いである」(35節)という教えが書かれています。ノンクリスチャン時代には、このことばは無視して、知らなかったことにしようと決め込んでいました。皆さんのうち、一部の方は、私と同じだったかもしれません。出せば減る、減らしたくない。財布の口をガッチリと締めて、そのくせ苦しい家計に四苦八苦していました。

 

 ところが、イエスさまを信じて数年もたてば、神の恵みを理解するようになってきます。与えるということが、受けるよりはるかにへりくだったものであり、優れたものであること。またささげることは、巡り巡って、結局はより豊かなものを受け取るようになることをも教えられてきます。

 

 コリント人への手紙第二では、神さまへのささげもの(献金)に関して次のように書かれています。
 「私はこう考えます。少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。ひとりひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は喜んで与える人を愛してくださいます」(9章6-7節)

 

 主へささげものをする事は大変興味深いものです。ささげるとき、惜しむ心が残っていても不思議ではありません。しかし、ひとたびささげてしまうと、惜しむ思いは消えてしまいます。これで良かったのだと、主に感謝こそすれ、後悔する人はまずいません。

 

 やはり、ささげるという事においても、神の導きがあり、また、サタンの妨害もあるのでしょう。神は、蒔くものに応じて返してくださいます。豊かに蒔いて、豊かに刈り取り、天に宝を積んでいきましょう。

イスラエル北野