ことばを求めた隊長 |
聖書に、イエス・キリストによるいやしを求めにやって来た百人隊長の話が載っています。彼は、ローマ人であるにもかかわらず、その信仰は本物で、イエスが信仰を賞賛している2名のうちのひとりです。彼は、イエスの前に懇願して、自分のしもべが中風病みでひどく苦しんでいることを言いました。イエスさまは「行って、直してあげよう」と答え、向かおうとされました。
ところが隊長は、それをさえぎり、次のように言いました。「主よ。あなたを私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。ただ、おことばをいただかせてください。そうすれば、私のしもべは直りますから」(マタイの福音書8章8節) さらにこう続きます。「と申しますのは、私も権威の下にある者ですが、私自身の下にも兵士たちがいまして、そのひとりに『行け。』と言えば行きますし、別の者に『来い。』と言えば来ます。また、しもべに『これをせよ。』と言えば、そのとおりにいたします」
この信仰にイエスさまは驚かれたのです。そして、「さあ行きなさい。あなたの信じたとおりになるように」と語られ、ちょうどその時、遠隔地にあるそのしもべは、いやされたのです。
百人隊長は、権限を持つ身である故に、権威ある者の言葉は絶対だ、ということをよく知っていました。ですから、それをすぐさま応用して、イエスのことばは絶対と信じ、イエスさまにことばを下さいと、へりくだって求めたのです。
神のことばは絶対です。力があり真実です。私たちも、神さまにことばを求めるなら、神さまは必ず、ことばを与えてくださいます。不可能と思うことがあっても、神さまがことばを与えてくださるなら、必ず解決します。
神を信じ、神のことばを信じましょう。 イスラエル北野
「み声新聞396号」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可) |
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