サタンが狙うもの

 好きな聖句というのはたくさんありますが、それとは別に読むように心掛けているいくつかの聖句があります。その中には「下がれ。サタン。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている」(マルコの福音書8章33節)という厳しいものもあります。

  聖書には力があって、霊的なズレを明らかにし直してくれるこのみことばは、やはり私にとって大切なものです。

  人によると、サタンというのは、何かの概念で、実際にこの世にいるなんてことは考えられない、という人が多いようですが、とんでもない。サタンは日々暗躍しています。皆さん方が病気になったり、事故に遭ったりするのは、単なるアクシデントだと思うのが普通の人の常識です。しかし、霊が原因で起こってくる病や問題というものも、またあるのです。

  私もクリスチャンになってから、サタンが実在することを知りました。サタンは私の前に、いろんな災いを置き、また、病で縛ってもきました。

  そのサタンの中心的な働きは何でしょう。それは、ことばを取る、ということです。私たちが創造者なる神から頂く使命のことば、あらゆる神のことばを受け取らせまいとし、また、神から受け、握っていることばを手放せさせようとすきをうかがい、戦いを挑んできます。

  あなたが神からことばを受け、そのことばを信じ、握り、従うならば、あなたを通してどれほど大きな神のわざが現されるかを、サタンは知っているのです。それで、どうにかしてでも手放させようとしてきます。

  神のことばは決して手放してはいけません。成就の日まで固く握っていきましょう。

イスラエル北野

み声新聞2007年4月15日号(第410号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)