数字

 わたしは、昔から数字が苦手でしたひが、その哲学性には強く惹かれていました。神さまによってわたしたちには、0から9という数字が与えられています。そして、このたった10個の数字があることで、万物を解き明かす数式が明らかにされ、地球を支えているあらゆる法則が生み出され、あるいは証明され、運用され、解明されつつあります。

  神さまにおいても、数字というのは特別なものであり、創造の中心におかれました。

  聖書の冒頭は創世記です。「初めに、神が天と地を創造した」(創世記1章1節)。ここから、創世から黙示録に至るまでの、膨大な時間の流れが始まりました。

  第1日を抜粋してみますと、神が「光があれ」と仰せられると光ができました。

  「神は光を見て良しとされた。神は光とやみとを区別された。神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕があり、朝があった。第一日」(創世記1章4、5節)

  神はこのような形で、ことばによって万物を創造されました。また神はこれを見て、それを良しとされました。そして「第二日」…と続きます。神は天と地のすべての万象を6日間で完成され、「第七日」には、神はわざの完成を告げられました。そしてなさっていたすべてのわざを休まれました。この「第七日」を聖であるとされ、祝福されました。

  わたしたちが使うカレンダーも、この神の数字が土台です。神を知ろうとすれば、このようなところからも、神の手を見ることができます。わたしたちは、大いなる主の深いご計画の内を歩んでいます。

  この「第七日」は特別な日です。この「第七日」を聖とし休むことは、神を知り、神を覚え、神の祝福にあずかることなのです。そして、この神こそ、イエス・キリストなのです。

イスラエル北野

み声新聞2007年7月8日号(第422号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)