感謝の勧め

 わたしたちの人生が逆境に遭い、大きな試練の中に入れられた時、わたしたちは、それを大きな喜びとして迎えましょう。

  人生を語るにはまだ若い者ですが、クリスチャン歴25年の間に、神さまの恵みの開かれ方や、神の手の動きを見て、一つの霊的原則を学んできました。

  それは、神のみこころがあるところ、必ずサタンが妨害してくる、ということです。わたしたちの生きている世は、サタンが支配しています。人々が神を知ることがないように、また間違っても人がイエスさまの十字架を信じて救われることがないように熱心に動いているのです。

  サタンは皆さん方を通してこれから起こってくる神の栄光を知っているので、サタンは、そこに入らせないように、手段を選ばぬ攻撃をしてきます。

  もう10年以上も前のことになりますが、海外宣教に向かう途中、わたしたちのリーダーである長老の、手荷物が失われるというアクシデントがありました。長老はすべてを感謝し、神をあがめてまた感謝されました。幸いなことに、パスポートや、飛行機のチケットはありましたので、翌日にはチームと無事合流できました。

  サタンの妨害で始まったこの派遣でしたが、現地で、これから働きを共にしていく神の器との摂理的な出会いがあり、協力関係ができました。その実はじつに大きかったのです。

  クリスチャンにとって逆境は、祝福への前触れです。そしてこれを開く鍵は「感謝」です。「すべての事について、感謝しなさい」(テサロニケ人への手紙第一5章18節)。この神のことばを実行する時、想像を超える神の栄光が現されるのです。主イエスを信じ熱心に感謝しましょう。

イスラエル北野

み声新聞2007年7月29日号(第425号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)