敵はサタンだ

 わたしの家は、小学校の近くにあります。登下校の子どもたちを見るたびに、かわいいな、と思っていました。

  しかし、自分の子が、学校に行くようになって、認識が一変しました。

  学校には、いじめ、があったのです。また、いじめは、PTAのお母さん方の中にも、会社に通うお父さんの職場にもあります。学校は今や日本の縮図だともいえるでしょう。

  大学時代に、わたしは、教職の専門課程で、学級運営などを学びました。そして結果として、根本的な打開策はないという結論に達しました。

  新聞やニュースで毎日のように取り扱われている学校を取り巻くさまざまな問題、また学校に限らず、これらいじめや暴力問題、さらには、それを苦にしての自殺等、大人、子どもにかかわりなく、深刻な問題が、わたしたちの身近には山積しています。そして、有効な手立てがないのが実情です。

  聖書をみると、これらの問題は、人の罪が原因にあり、罪に潜む、サタンの働きが原因であることが分かります。

  人は皆、罪人であり、カインとアベルの時代から、人殺しです。そして、罪のあるところサタンも好んでやって来ます。

  イエス・キリストは、光としてこの世に来てくださいました。そして、その十字架の死において勝利を取られ、救いを与えてくださいました。

  「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった」(ヨハネの福音書1章5節)と書いてある通りです。

  サタンはすでにイエスの前に敗退しています。このイエスを信じ、救いにあずかり、この神に頼り従うことこそ、サタンに対する勝利であり、完全な解決の道なのです。

イスラエル北野

み声新聞2007年9月23日号(第433号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)