本当のクリスマス

 12月に入ると、イルミネーションが点灯し、定番のクリスマス・ソングが流れ、街はクリスマス一色になります。

 クリスチャンとして残念なことは、クリスマスの中心は、救い主イエスの誕生を祝うことにあるはずですが、主役はいつもサンタのおじさんが持っていってしまいます。

 サンタクロースというのは、セント・ニコラスという修道士の方の名前がなまってこう呼ばれているそうです。彼は年を越せそうもない貧しい人々に、お金を投げ入れたり、贈り物を届けたりしたといわれています。

 そこから、クリスマスに贈り物をするという習慣が生まれました。しかし、この祭りは、実は冬至を祝う祭りから来ているのです。ローマ帝国がキリスト教を国教と定めた際に、この日をキリストの誕生日と定めたのです。

 聖書の記述では、羊飼いが、御使いによってキリストの誕生を知らされた時、彼らは野宿をしていました。もし、12月25日であったなら、羊飼いは凍え死んでしまいます。本当のキリストの降誕はもっと暖かな時期に行われているはずです。

 しかし、どうぞこの日をあなたの愛する人と過ごす時に、イエスが世に来られた意味を少しだけ思い出していただきたいのです。

 イエスは、あなたを死から救い出し、永遠のいのちを与えるためにやって来られました。イエスはわたしたちの罪とがを負い、十字架で死なれ、三日目によみがえられました。イエスはすべての民の救い主です。これは神さまからの、大きな大きなプレゼントです。イエスの福音を信じ、救いを受けましょう。この救いこそ、クリスマスの本当のプレゼントなのです。
 

イスラエル北野

み声新聞2007年12月9日号(第444号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)