知っていただきなさい

 わたしは今入院しています。入院しているといろいろな検査があります。

  先日も胃カメラの検査がありました。胃カメラは初めてではありませんが、前回非常に苦しい思いをしたことがあり、不安でした。

  胃カメラの事故例はほとんど皆無といえますが、しかし、「もし失敗したらどうなるのだろうか、技術者の腕は信用できるのだろうか」といろいろと心配してしまいます。

  その心配を知ってかどうか看護師の方が「今回軽く麻酔を使いますので、寝ているうちに終わりますよ」と言ってきてくださいました。

  そうなるとさらに不安が膨れます。

「麻酔を使うならきっと胃カメラだけじゃないんだ」とか、「麻酔から覚めなかったらどうしよう」とか、ありとあらゆる不安に悩みます。

  しかし、そのような時に、「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます」(ピリピ人への手紙4章6、7節)というみことば、がわたしの心に語られてきました。

  このことばに信頼し、検査を神に感謝し、また事故がないようにと祈りました。

  検査はわたしが眠っているうちに終わり、気が付いた時は病室のベッドの上でした。わたしが心配したことはまったく起こりませんでした。神の平安のうちに守られ終わりました。

  神に信頼することは最善です。どうぞ皆さんもイエス・キリストを信じ、この神の力強い助け、守りを体験してください。

イスラエル北野

み声新聞2008年10月5日号(第487号)」 転載についてみ声新聞社の承諾済み(無断転載不可)