昔、こんなCMソングがありました。(ご存じでしょうか。)「権兵衛が種まきゃあカラスがほじくる」という歌です。
この歌にぴったりの話が、聖書マタイの福音書にあります。
「種を蒔く人が種蒔きに出かけた。蒔いているとき、道ばたに落ちた種があった。すると鳥が来て食べてしまった」(3、4節)ということばです。それで、種とは神のことばのことです。
イエスさまは、この寓話を次のように解き明かされました。
「御国のことばを聞いても悟らないと、悪い者が来て、その人の心に蒔かれたものを奪って行きます。道ばたに蒔かれるとは、このような人のことです」(19節)
神さまは、至る所でわたしたちを恵もうと待っているお方です。神さまはわたしたちに、いろいろな福音の約束、祝福を「ことば」という形で授けてくださいます。その「ことば」がここでいう「種」なのです。それをサタンが狙うのです。
反省をもってしたためていますが、わたしは、よく忘れてしまいます。神さまのことばでも、日曜日の説教を聞いても火曜日には忘れてしまうことがよくあります。どう考えても、カラスがことばを取りに来ているとしか言いようがありません。ひょっとするとわたし専門のカラスがいて、ことばを取っているのかもしれません。もしそうなら、そのカラスは丸々と太っていることでしょう。
神のことばには救いがあり、祝福があります。カラスに神のことばを取られることがないようにしましょう。
皆さんに福音が語られているうちに、福音を信じましょう。そして、ことばをもって与えられる祝福を受けていきましょう。
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