ローマ 8章 28節
「神を愛する人々のためにはすべてのことが益となる」と書いてあります。これは具体的に何を言っているのかというと、神を愛し、従うということです。従う時に、神の栄光が現されて来ます。
私はかつて、人は能力と努力だと思っていました。ところが主の働きを見て、違うということがわかってきました。神に従うということがポイントなのです。なぜかと言いますと、従う時に、神の力が現れて来るからです。例えば20世紀後半、最大の伝道者と言われるビリー・グラハムは福音派の方ですがすばらしい聖霊の力が働かれます。彼はビリー・サンデーの到来と言われています。ビリー・サンデーはホームレスでアルコール依存症でしたが、主に触れられて救われ、主に従った時、彼を通して主が業をなされました。またムーディという方は、吃音でした。しかし神に従った時、いやされ主の器となりました。使徒団の働きで私たちと関わりの深いロバート・ユーインさんも吃音でしたが、神に説教者になりなさいと言われて、従った時、主の栄光が現されました。キリスト教界はそういう証しで満ちています。
神のみこころを行うことに私たちの大きなポイントがあります。ここでは従う人はすべて益となるとあります。これは皆さんに起こって来たマイナスや問題、ご自分の欠点などすべてが、神に従うなら益として働いてくるということです。これは世の考え方ではないのです。普通は何が益になるのかと思います。しかし世の論理ではなく、神の論理なのです。神の論理とは信じるのです。私も信じたのです。歩みの中で、普通益にならないはずのことが、次々と益になっているのを見ています。
自分の体の弱いことも、いやされた結果、生きて働く神の力を見ましたし、いやしの働きをしていますから、自分が病人であったことはとても益になっています。また妻は精神の病気、息子は生まれつきの脳障がいが、目の前でいやされたのを見、様々な種類の病気に対応できるので、これらも私の働きに益になっています。神に従うことが非常に重要であることをどうぞ覚えて頂きたいと思います。
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