鼻に詰まった石 「もしかしたら手術?」

出てきた!!!
感謝といやしの祈りを通して

「石入ってんねん」

 


鼻に詰まった石が出てきた実くん(左)と著者(右)

 ある朝、上の子(実・4歳)が幼稚園に行く前に、私を待って外で遊んでいました。私が出て行くと、鼻血が出ていたので、どうしたんだろうと思いながら、あわててティッシュを鼻に詰めていると、息子が「石、入ってんねん」と言うではありませんか。聞いてみると、自分で詰めたと言うのです。きっと家の玄関の横に敷いてあるじゃみ石でよく遊んだりしているから、その石を詰めたんだと思いました。このサイズがまた鼻の穴にちょうどなので、詰めてみたくなったんだと思います。

  本人も取ろうとし、私も知らずにティッシュを詰めていたし、どんどん奥に入ってしまっていて、息子に「今どこら辺にある?」って聞くと目頭の下あたりを指すので、焦りました。そして何度もチーンチーンとかみましたが、かんでもかんでも石は出てきません。私も次第に焦ってきました。「病院行こう。でも取れるんかな?手術になったらどうしよう?」と考えると私も不安になり、泣きながら息子に鼻をかませ続けました。

  それでもまだ取れないので、かわいそうと分かっているけど、次第に何でそんな事すんねん!と怒りが込み上げ、「お前はあほかー!」と今まで言った事がなかった言葉を息子に言ってしまいました。息子は泣きながら「ごめんなさい」と謝りました。石の入っている息子の方が怖いやろうし、つらいやろうに、ちゃんと慰める事もしないでと思いましたが、自分を止められませんでした。

 

「心を切り替えて」

 

「とにかく病院に行こう!」と車を走らせましたが、心にふっと「祈ってない」という思いがわきました。でも早く病院に行きたいし、それどころとちゃうねん!という気持ちでしばらく走っていました。でも、このまま病院に行ったらあかんやろなーと、祈ってないことが次第に気になってきました。とにかく心を切り替えて車を止め、心を落ち着けて祈りだしました。   まず、先に病院に行こうとした事、子どもに怒ってしまった事などを悔い改めました。それから鼻に石の詰まった事を感謝しました。そしていやしの祈りをしました。子どもにも子どもなりの言葉で、私の後について感謝などの祈りを導きました。そして、子どもも祈ってますから、信仰の導きのためにもはっきりとしたいやしがあるようにお祈りをしました。

 

「鼻から石が出た!」

 

祈り終えた後、もう1回鼻をかませました。すると散々かんでも駄目だったのに、2回かんだ後にティッシュをのぞくと、鼻血の塊と一緒に石が出たのです。もう祈った私がビックリで、本当に「目が点」になりました。しばらくは、石が取れた感激とあまりにもはっきりとした祈りの結果に感激し、眺めていました。そして息子と車から天に向かって感謝しました。息子は分かっているのかどうか…だけど続いて感謝させました。

  そして病院には行かないで、そのまま幼稚園に向かう車内で息子に言いました。「人生いろいろあるからな。大変な事いっぱいあるけど、こうやって神さまに頼っていきや。そしたら助けてくれるし、守ってくれはるからな」。息子は「うん」と言いました。私は、こうやって子どもたちは小さいうちから神さまを体験して信じていくねんなあ。それを通して、親もやな、と感じました。

  後から、私の母(共に奈良教会員)が、もし鼻血が出なかったら摩擦で出にくかっただろうし、鼻血が出たために一層石が出やすくなったと思うので、神さまは鼻血を出さはってんなと話していました。

  前から祈ってもらうのは好きな息子でしたが、あれから自分から言ってくるようになりました。   ハレルヤ!共に居てくださっている主に感謝します!

 

(奈良県 林田有希)

 

み声新聞371号より抜粋−

 

教会では病のためにお祈りいたします。教会にお越しください。