脳内出血がいやされた! 「白馬へ毎年導く」と語られて

「見よ。わたしは新しい事をする。今、もうそれが起ころうとしている。」
イザヤ書 43章 19節
みことばによって歩む中、神の奇跡的ないやしを体験

 

「寝たきり状態を覚悟してください」

 

 その日は2005年7月25日、白馬キャンプの開催日でした。早朝、夫は脳内出血を起こし生死の境をさまよっていたのです。MRI(磁気共鳴画像装置)やCT(コンピューター断層撮影装置)など、すべての検査の結果「出血により運動中枢が根元から破壊されてしまい、残念ですが回復は見込めません。寝たきり状態を覚悟してください」と医師から告げられました。わたしは心の中で静かに神さまに感謝しました。不思議と心は穏やかでした。聖霊さまの助けを強く感じました。
  しかし、その後も200以上に上がった血圧が何をしても下がらず、医師も当惑していました。夫が倒れて3日目の夜、言いようのない恐れに襲われ、必死で主を呼び求めました。ルカの福音書8章50節から「恐れないで、ただ信じなさい。そうすれば、娘は直ります」と主は語ってくださいました。このことばによって、わたしは立ち続けることができたと思っています。

 

次々に現される奇跡的ないやし


 その後、みことば通り、主の驚くべき奇跡的ないやしが次々に現され始めました。み声新聞にも何度か証しを載せていただきましたが、まず飲み込む機能が瞬時に回復し、口からの飲食ができるようになりました。これは非常に重要なことでした。   また「高圧酸素療法」のための治療器具によって中耳炎を起こし、そのために破れてしまった鼓膜と、幼いころ事故により完全に破れていた鼓膜が元通りに再生される奇跡も現されました。
  多額の入院費用もすべて満たされ、最後に白馬キャンプに参加できるだけの費用が残りました。2006年、まだ退院したばかりで長旅は不安もありましたが、主に促されて白馬キャンプに参加することができました。

 

神さまから語られた知恵・知識のことば


  そのままの状態で、月日がたちました。そして、昨年の10月、長崎でカリスマ聖会が行われました。その聖会で、パウロ秋元牧師を通して知恵・知識のことば(注)が語られました。「鼻の悪い方がいらっしゃいます。それがいやされました」。短く語られたことばでしたが、そのことばが強くわたしの心に響きました。「これはわたしの事だ」と思いました。しかし、その時すぐに治ったという感覚がなかったこともあって、日がたつにつれ、その事は記憶から遠のいてしまいました。

 

自力で歩いた白馬キャンプ


 そして、主から「毎年導く」と語られ、そのことばの通り毎回参加し続けてこられました。その都度、神さまのみわざが夫の上に現され、2007年の白馬キャンプでは、車いすから立ち上がり歩きだすという奇跡のみわざが起こりました。2008年の白馬キャンプでは、「あなたの信仰によって!」と主からの語り掛けを受けた夫はホテルの中では一切車いすを使わず、すべて自力で歩きました。特に混雑したレストランは危険でしたが主の守りは完全でした。

 

装具なしで立ち上がり、戻された確かな感覚

 それから3カ月後の10月、2009年度の「みことば」を祈り求めていた夫は、「なかなか与えられない…いつもと違う感じがする。神さまは今年中にまだなそうとしておられる計画がある」と言っていました。
そんなある日、夫は夢を見ました。それは装具も着けず、つえも使わずに歩いている自分の姿でした。
左半身がまひし筋肉が死んだも同然の状態のため、ひざから下の装具をはめて固定させなければ立つこともできない状態でしたが、早速、装具を外して立ち上がってみると指先にまで力が入っており、触れられても何も感じなかった左足に確かな感覚が戻っていました。2008年に夫に与えられていたみことば「見よ。わたしは新しい事をする。今、もうそれが起ころうとしている」(イザヤ書43章19節)のことばの成就を神さまは与えてくださいました。

 

検査官もビックリ! 運転免許証の更新

 それは、2008年の白馬キャンプで「あなたの信仰によって!」と語られた主のみことばに従った結果だと信じています。また、2009年3月に免許の更新手続きがありました。夫のような脳の病気をした人には「医師の診断書」の提出義務や、何かと面倒なことがあったのですが信仰の踏み出しをしました。実際に運転するより難しいと係官も言っていたシミュレーションの機械に乗ってさまざまなテストを受けましたが、久しぶりに夫の生き生きとした表情を見ることができました。検査官にも「素晴らしい!」とほめられ、これもすべて神さまのおかげと、2人で神さまに感謝しました!

 

今年も白馬キャンプへ

  今年の白馬キャンプも間もなくスタートしますが、神さまが与えようとしてくださっている恵み、祝福に大きく胸を膨らませて臨みます! 夫が牧師に立てられる時に神さまから与えられたみことばの実質をさらに受け取っていきます! すべてのご栄光を神さまにお返しいたします。「また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように」エペソ人への手紙1章18、19節

 

 

 

(北海道 イスラエル菅)

 
礼拝で賛美をささげるサムエル菅牧師と筆者のイスラエル菅牧師(左)

み声新聞 530 号より抜粋−

 

教会では病のためにお祈りいたします。教会にお越しください。