鼻からビーズが!!心の中はつぶやきと文句で一杯。でも、徹底して感謝したら・・・。
ある平日の夜のことでした。 突然3歳になる次男が「お鼻が痛い」とて、妻のところにやってきたのです。「何か鼻に入れたの?」という妻の問いかけに、次男は、「うん、これ」と言ってビーズを差し出しました。 どうやらビーズを鼻につめて遊んでいるうちに、奥に入り込んで取れなくなってしまったようでした。 鼻の穴をのぞいて見ても、ビーズが見えません。手で触りながら探してみると、何と目の近くまで入り込んでいます。 「フンって息を出してみて」と私が言っても、次男は「フン」と言葉で言うだけで息を出しません。「おい、掃除機持ってきて」と、掃除機を次男の鼻の穴にあてて「ウィーン」と吸ってみても、「ひぃー」と次男が泣くだけで、いっこうにビーズは出てきません。 むしろ次男が泣きながら鼻水をすするので、余計にビーズが奥へ入っていきます。「仕方ない病院に行くか」と妻と話合い、近くの総合病院の夜間診察に連れて行くことになりました。 私の家族はみなクリスチャンであり、聖書の中に「すべての事について感謝しなさい。」と書かれているのを知っていました。 「ああ、この事も感謝だ」と一応口では言いながら病院に向かいましたが、私の心の中はつぶやきと文句でいっぱいでした。「鼻に詰めて遊んでいるからこうなるんだ。まったく誰に似たんだか。…俺か?」 病院では、夜間は耳鼻科の医師が不在のため、市内の他の病院に問い合わせてくださいと言われてしまいました。 妻はこのことも感謝していましたが、私の方はだんだんと不安になってきました。「夜間に耳鼻科のお医者さんはいないかもしれない。どうしよう診てもらえなかったら。」 しかしそのとき私は、教会で「徹底して感謝するときに、(悪いように見えることの裏にある神様の素晴らしい計画)神様のわざがあらわされます」と、言われていたことを思い出しました。同時に自分は感謝もしているが、交互につぶやいてもいるという姿にも気付かされました。 そこで妻に電話で耳鼻科を探してもらっている間に、私はトイレに行きながら神様に祈りました。「イエス様、私は感謝もしていましたが、同時につぶやいてもいました。悔い改めます。そして今からは徹底して感謝することに決めます。どうか助けてください。」 トイレから帰ってくると、妻がにっこりとした表情で私に言いました。「病院は見つかっていないけれど、病院に行かなくてもよくなったよ。ビーズが出てきた!」 妻の話を聞いて、私は驚きました。何と私が徹底して感謝することに決めた、ちょうどそのくらいの時間に、次男が「ビーズが出てきた」と横にいた妻に言ってきたのです。そして確かに次男の鼻の穴からビーズがのぞいていたそうです。 ああ、確かに神様は私たちのことをご存知で、ちゃんと見ておられるのだなあと、改めて私たちは神様に感謝をささげてから、おやつを買って家に帰りました。
(岡山県 エリヤ松田)
−み声新聞第234号より抜粋−
教会では病のためにお祈りいたします。教会にお越しください。