暗闇の牢屋から光の中へ

● お酒の力で…でも…

 

私は、2004年12月26日に救われるまで14年間、ある出来事からの後悔、憎しみ、やるせなさから毎日お酒を飲んで気持ちを紛らわしごまかして生きてきました。  本来の自分自身を取り戻そうと思う気持ちも年月がたてばたつほど深みにはまり、これ以上落ちるところがないと思うところまで落ちて自分を取り戻すことができず、ノイローゼになり「死のう」と何度も思いました。お酒の力を借りてどうにかやりきれない気持ちを取り除こうとしましたが、気持ちを切り替えることはできませんでした。また、何をやってもそこから抜け出す方法は見つかりませんでした。

 

● 暗闇の牢屋にいた自分


   そういう日々が続いている時に一人のクリスチャンと出会いました。その人を見て自分の愚かさと弱さを身にしみて感じさせられました。その人は、私に神さまのことを語るわけでもありませんでしたが、私は、その人から出る明るさや心から出る温かさから神さまを感じました。その時私は自分の心の奥底にある本当の姿を見ることとなりました。  それは、暗闇の牢屋に入って小さくしゃがんでピクリとも動かない自分の姿でした。それを見せられた時から、この後の自分の人生において絶望感を抱き怖くなりました。初めて誰かに助けてもらいたいと思い、教会に行けば助けてもらえる気がしました。

● 教会に導かれて暗闇に光が射す


しかし、こんな自分が教会に行くと教会を汚すのではないかと考えました。でも「神さまが待っているよ、みんなも待っているよ」と言われて何か変わると思い、決心し12月26日に教会に足を踏み入れました。  教会に行き賛美し礼拝するみなさんの姿を見て感動し心がいやされました。牧師に救いと祝福の祈りを祈っていただいた時に、抑えることのできない込み上げてくるものがあり、人前で涙を流したことがなかった私ですが、どうしようもなく涙があふれ出てきました。そのときに暗闇の牢屋の中に光が射したのをはっきりと覚えています。  その日から本当に自分がいやされて力と勇気を与えられ、今まで苦しんでいたのがうそのように前向きに物事を考えられることができるようになりました。そして、浴びるほど飲んでいたお酒も救われて以来、体が全く受け付けなくなり、完全にお酒から解放されたのです。


● 感謝を通して たばこから解放

たばこは、まず長崎に行き3日間吸いませんでした。その後洗礼を受け聖霊のバプテスマを受ける中、自分は主の宮だから聖くあるためにたばこを辞めようと思う気持ちはありましたが、反対にやめることなどできないという思いもありました。  しかし、マーリン子どもアメリカチームに主の恵みによって参加し、1週間の完全な禁煙ができ、帰国後も神さまに対する感謝の強い気持ちがあったことで、誘惑はありましたがそれほど苦しむことなくやめることができました。本当に信じられないことが起こりました。  主に感謝をささげる気持ちが、私をお酒とたばこから開放させました。また、長年苦しんできたことがうそのように感謝することができ、すべて益になることも身をもって感じることができました。感謝します。 「主を待ち望むものは新しい力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない」(イザヤ書40章31節)

 

 

 

(大阪府大阪市 住吉信行)

 

み声新聞第313号より抜粋−

 

教会では病のためにお祈りいたします。教会にお越しください。