自転車が盗難に!感謝によって、ただでバイクに変わった!

―ある朝、玄関のドアを開けると、自転車が盗られてなくなっていました。徹底して感謝しました。教会でもみなが感謝し、祈ってくれました。祈る中で、原付の免許を取ろうという思いが来て、ただで素晴らしいバイクが与えられたのです!

 

山田真吾(福岡県北九州市)

 感謝します。原付バイクが与えられた証しをします。

 

自転車を盗られたことを感謝!

 

 9月の終わりに、朝、学校に行こうと玄関のドアを開けると、いつも停めている場所に自転車がありませんでした。周りを探してみましたがどこにもあ りませんでした。玄関の前に停めていたにもかかわらず盗まれてしまいました。教会で感謝が語られているので、この事も徹底して感謝しました。困ったこと に、大学まで歩いて30分かかり、さらに家が小高い山の頂上にあるので、徒歩だと行き帰りだけで一時間以上かかりました。すぐに新しい自転車を買おうとし ましたが、そのうち返ってくるんじゃないかと思い、買いませんでした。
  教会に行った時、この事を話しました。すると「感謝だねぇー。真吾君。早く自転車が返って来るように祈ろう!」と牧師が言いました。みんなも「えー! 感謝ねぇー。素晴らしい!」と言われました。「はい……。」と答えましたが、複雑でした。でも、感謝し、祈っていました。

 

原付免許を取得

 

 教会でも、毎日祈って下さっていましたが、自転車は一向に帰って来る気配はなく、二週間程過ぎた頃、原付の免許を取ろうと思いました。そのことを 友達に話したところ、「俺の知り合いに乗らなくなった原付を持ってる人がいるから聞いてみるよ」ということでした。【じゃあすぐに免許を取ったほうがいい な!】と思い、免許場に電話をしました。一番近い小倉の免許場は予約がいっぱいで、一カ月先まで空いてませんでした。しかし、「飯塚の免許場なら空いてい るのですぐに予約が入れらます。」と言われました。迷いましたが、【これ以上歩いてられない!】と思い、飯塚まで行くことにしました。
  次の日電車で、新飯塚まで行きました。一時間かかりました。駅を出ると、人の視線が空を向いていたので、空を見てみると、きれいな虹が出ていました。しか も端の方が二重になっていました。【これはもう合格するな!】と思いつつ試験場に行き、筆記試験を受けました。ところが、あっさり落ちてしまいました。 【虹まで出たのに何故 !? 】と少しショックを受けましたが、原付の講習を受けて帰りました。そして2日後に小倉の免許場で筆記試験を受けて、無事合格することができました。うれし かったです!

 

ただで素晴らしいバイクが!

 

 そして友達から原付の名義変更書類をもらって区役所に提出してナンバーをもらい、原付を受け取りに行きました。実際に現物を見てみると、その状態の良さに驚きました。友達が、「これ程の物を中古で買うと7万はする!!」と言っていました。
  原付は修理が必要な状態でしたが、友達が安いバイク屋を探してくれました。パンク修理、キャブの掃除、バッテリー充電で7千円でした。飯塚まで行ったり、 筆記試験を二回受けたりとお金を多めに使いましたが、それを差し引いても問題ないくらい素晴らしい物でした。自分はめんどうくさがりなので、もし、自転車 が盗まれてなかったら、原付の免許を取ろうなんて思わなかったと思います。また、原付をくれた方に挨拶に行った時に、「原付は捨てる予定だった。」と言わ れました。
  教会の《賛美の祈りと練習》の時に初めてバイクに乗っていきました。牧師やみんながバイクを見て、「すごいなー。まだ新しいねぇー。神さまは素晴らし い!!」と言われました。子供たちも「真吾兄ちゃん、かっこい~~い!」と言って、バイクに乗ったり、さわったりして、いっしょに喜んでくれました。教会 や家族の祈りを通して、また、友達を通して、自転車を原付バイクにして返すという素晴らしい祝福をくださった神様に感謝します。


「すべての事について、感謝しなさい。 これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。」(Ⅰテサロニケ5章18節)
「求めなさい。そうすれば与えられます。」(マタイ7章7節)

 


(月刊「雲の間にある虹」2007年4月号に掲載分より転載)