問題が続くイスラエル (みかこのイスラエル日記)
シャローム!
現在、イスラエルでは、いろいろな問題が次から次へと起こり、イスラエル市民の不満がどんどん大きくなってきている今日このごろです。毎日、テレビ では、いろいろな問題におけるデモの様子ばかりが映り、いつイスラエルの市民が立ち上がり暴動を起こすのか、という雰囲気が漂っています。一日も早くイス ラエルの状況が落ち着くように祈るばかりです。
イスラエルの今…
なぜ、このようにイスラエル市民が不満を持っているのかというと、まず、大きな問題の1つとしては、イスラエルの物価が急激に高くなったことです。
特に家賃が急激に上がり、多くの学生たちが家賃を支払えなくなってしまったことで、現在、学生を中心に、老若男女が団結し、テルアビブの街中のストリート でテント生活を始めました。その後、現在に至るまで、デモは大きく膨らみ続け、イスラエル全土におけるデモがあちらこちらで始まっています。
また、車を購入するにも異常に高く、さらに車の税金、ガソリンが高くなりました。
そして、子どもを持つ家族においては、新生児用品、子ども用品、教科書までもが異常に高くなり、子どもを持つ母親団体がデモを起こし、病院では、研修医の給料が安いというのでデモが起きています。
つい最近では、電気代が10%も上がり、イスラエル市民の怒りはさらに大きくなってきているのです。
全ての事を感謝すると…
先日、私たちの家のクーラーが壊れてしまいました。
日々40度の暑さで、クーラーなしの生活ではちょっと大変だと思いましたが、主人とともにクーラーが壊れたことを感謝しました。その後、大家さんにクー ラーを直してほしいことを伝え、すぐに修理の人を呼んでくれたのですが、現在のイスラエルの状況からか、大家さんが思っていた以上の修理代金がかかると言 われ、大家さんはクーラーを直すのをためらってしまいました。
しかし、私たちはこの事柄も主が許された事だと信じ、電気代が高くなったのだから良い節約になると、さらに神さまに感謝をしていきました。
そして、面白いことに、クーラーが壊れてからというもの、珍しく涼しい日々が続き、クーラーがなくても扇風機で平気になりました。
さらに、イスラエルの夏はなかなか雨が降ることがないのに、雨が降るという異常気象となり、一時は寒いぐらいにまでなりました。
天候を動かしてまで私たちを守ってくださっていることを感じ、さらに神さまに感謝し賛美をささげました。
その後、大家さんの心が変わり、クーラーを直してくれることになりましたが、クーラーが使えるようになった次の日からは、また、いつもの気温40度以上に なり、感謝と賛美を通して、神さまがちゃんと私たちのことを愛し守ってくださっていることを体験しました。主をほめたたえます!
―み声新聞 2011年8月28日号(第638号)より転載―