ソフトボール大会
ロッキー山脈からPraise the Lord!

※ 「ロッキー山脈からPraise the Lord!」は、月刊「雲の間にある虹」(雲の間にある虹出版)の人気連載です。 当コンテンツでは、上舘牧師の感謝の証しが含まれている記事をそのまま転載しております。


今回、白馬キャンプの中の白馬ゴスペル・グループ・コンテストに北米代表で参加することになったので、4年ぶりの一時帰国をした。  帰国前から、「猛暑、猛暑」と聞いていたので、暑さをどうしのぐかということばかり考えていた。ところが、青森の太平洋側である八戸は寒い、寒い……。タオルケットをかぶって、寒さを感謝した。東京の人たちからすると、うらやましい話なのかもしれない。

天候もそうなのだが、日本の地震の多さにも驚いた。4年間1度も地震を経験していなかったので、地震を通して、黙示録の記述を思い出し、目が覚める思いがした。地震は怖いものだが、3月に行われたマーリン・キャロザース師のセミナーの時に、「地震の中でも賛美する」とか「例え、建物が崩壊しても、崩壊のただ中で賛美する」という話を聞いていたので、私もそれを実践している。地震のたびごとに、「この地震を感謝します。あなたをほめたたえます」と賛美しているのだ。そのおかげで、恐れ不安から守られている。Praise the Lord! 

 

さて、今回の白馬キャンプは、初めてプレキャンプからの参加となった。「ちょっと、のんびりできるかも」と期待していたのだが、某牧師から、ソフトボール大会へのお誘いを受けてしまった。すぐに「ハイ」と返事をしてしまう癖があり、返事をしてしまってから、「しまった。その日は夜遅くまでドラム教室の通訳の奉仕があるんだった。疲れたら眠くなって大変だ」と気が付いた。断りたかったが、「1人でも欠けたらゲームにならないからダメ」と却下されてしまった。人生には、無茶しなければならない時もあるのだな~、と思った。どうも、私の顔が「スポーツ万能、ソフトボールできます」という顔をしているらしい。「やった事がない」と言っても、誰も信じてくれず、逆に謙遜していると思われてしまった。トホホホ……。ゲームが始まって、私が打席に立ち、大振りの三振を見て、ようやく、本当にソフトボールの経験がないと分かってもらえた。  でも、私は最初から、自分が活躍できないことを知っていたので、「感謝の応援団」をやろうと思って参加させていただいた。何をしたのかというと、自分たちのチームが三振すると、拍手して喜び、神様に感謝ささげ、アウトになると、拍手して喜び、神様に感謝ささげた。負けているのに、ゲームが楽しくて、楽しくて、笑いが止まらなかった。そして、気が付いたら、私たちのチームが勝っていた。

2回目のゲームはもっとすごかった。強い人たちが集まったM牧師チームと、強くない人たちが多い私たちのA牧師チーム。明確な力の差があった。1回目の試合と同じように、失敗しては感謝し、アウトになっては喜び、笑いの絶えないゲームだったが、「このままじゃ勝てない」と感じた時、名古屋教会のY姉と2人で秘密兵器を使うことにした。年甲斐もなく、喜んでジャンプして踊ったのだ。そこから、私たちの反撃が始まった。チームリーダーをはじめ、メンバーたちが打つわ、打つわ、の連続ヒット。その回、奇跡の8点をゲット。そのまま勢いをつけ、私たちのグループの勝利となった。Priase the Lord!

このソフトボール大会、来年が楽しみだ。もし、まだ見たことがないという方、心の底から笑えるので、おすすめです。

 

月刊「雲の間にある虹」2011年9月号より転載