百人の団体予約がキャンセル! 試練の後ろにあった神様のご計画

寺田成吾(三重県四日市市)

●経験したことの無い大口キャンセル

 私は苺狩り&ブルーベリー狩りの会社を経営しています。先日、今まで経験した事の無いことが起こりました。2014年4月12日の午後に100人の苺狩りの予約をして頂いていた団体様が、前々日にキャンセルとなりました。この団体様のために約1カ月前から4月12日の午後はお断りし、4月12日の週も月曜日から金曜日まで人数制限をし、1日に何十件もの予約電話をお断りしていました。通常、苺狩りは春休みが終わると、春休み期間と比べ需要が落ちます。キャンセルの連絡が入った時も春休みが終わった直後ということもあり、急遽、前々日から予約の追加受付をしても、なかなか電話は鳴りませんでした。  しかも予想よりイチゴ量が増えて、キャンセルされた100人よりもっと多くのお客様に来て頂くことが必要になりました。もし熟した100人分以上のイチゴが余ると、イチゴの株に悪影響を与えるので、すべて取り除かなくてはいけません。この作業はとても時間がかかり大変で、高い人件費が必要になります。  しかも今まで個人のお客様のキャンセルはあっても、団体のお客様のキャンセルは経験したことがありませんでした。よってキャンセル料の設定等、事前に約束を今回の団体様としていなかったので、全額のキャンセル料を請求する事も出来ません。請求出来るとしても半額分のキャンセル料を頂くのがやっとの状況でした。このことが分かっていたので、僕は団体様に『キャンセル料はいらないので数十人でも良いので来て下さい』とお願いしました。しかし結局は100人全員キャンセルとなってしまいました。

●喜ぼう! 神様に丸投げ、すると…

僕たちは物凄く困ってしまい悩みに悩みました。でも『こういう時こそRejoice(喜ぼう)! この試練の後ろに神様のご計画、最善がある! 喜ぼう!』と思い、神様に『ハレルヤ! この問題、試練を感謝します。この後ろに神様の最善があることを知っているので喜びます。感謝します』と祈りました。そして『この試練は絶対に証しになる。絶対に最善になる! この経験を、風のひびきラジオへのリクエストメールに書いて、番組で紹介して頂いて、喜びを皆さんで分かち合おう』と。  僕たち社員、スタッフみんなで出来る事はすべてしました。そして後は神様に祈り頼ることにしました。得意の神様に丸投げ状態です(笑)。今回の試練の時、なぜか頭の中ではずーっと「主はすべてのことをご存知だから 感謝と賛美ささげる…」と 風のひびきCDの『時にかなって美しく』 が流れていました。  すると…前日の金曜日、当日の土曜日と春休み期間中のように電話が鳴り、どんどん土曜日、日曜日の予約が入り、何と土曜日のお昼過ぎには予約がいっぱいになり、予約受付終了 になりました! 結果、団体さんがキャンセルしたおかげで、色々な売上げが伸び、予想を上回る利益を得る事が出来ました。しかも団体様からのキャンセル料のおまけつき!  ヤッパリ Rejoice でした。最善をなして下さる神様に栄光をお帰しし感謝致します!!!   そして日曜日、オンラインでの早朝礼拝時、森牧師からのメッセージで「どんどん証しをしていきましょう!  この証しが誰かの役に立つ」とメッセージがありました。凄いタイミングだったので驚くと同時に、ヤッパリこの経験、証しには意味があったんだと確信しました。Rejoice!!!

(月刊「雲の間にある虹」2014年7月号 雲の間にある虹出版発行 より転載)