26人の処刑は行われた。
一番最初の殉教者はメキシコ生まれ24歳のフィリペ。 彼は、まったく日本に来るつもりなどなく、ただ、メキシコに戻る船が難船して、日本に漂流。そして殉教者に入れられたそうです。 でも、彼は主に選ばれたことを喜んで感謝してこの十字架を負ったのです。
彼が最初に槍で突き刺され処刑されました。
そして、最後まで残されたのは、26人のリーダーだった、ペテロ・バプチスタ神父です。
役人たちが彼を最後にしたのは、仲間たちが次々苦しんで殺されるのを見れば、神父が信仰を捨てるかもしれないと思ったからだそうです。 ところが、ペテロ・バプチスタ神父は、全員が最後まで主を愛し、信仰を守り通して殉教していく姿を見届けたかったのでした。 そして、彼の願った通り全員が喜んで天に帰っていく姿を見守って、そして、26番目の最後に彼は槍を受けました。
最後の祈りの言葉は、
「父よわが霊を御手にゆだねます。」十字架の主と同じでした。